fog - オーバーフロウ
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結成から11年、京都のロックバンドfog(フォグ)による1st full album「オーバーフロウ」
今でこそ「唄」「ハードコア」「エモ」を調和したバンドは珍しくないが、このスタイルに最早辿り着いていたfog。だが、彼らの情報は極めて少なく、信頼する仲間達からの絶大な支持。所謂「口コミ」で活動を続けてきたバンドと言える。一見キャッチーな音楽性と受け止めるが、インディペンデントの在り方や信念が現在の強さに辿り着いたと言えるだろう。メンバーの失踪や年を重ねた事を経て生まれた責任。そういった葛藤を乗り越えた今作は名盤で在ると共に、脂が乗り続けるライブクオリティを生み出した。
ギターボーカル小椋の才能が枯れる事はなく、更新し続けるメロディセンス、アレンジもエモ、ハードコアといった音楽好きの要点を抑えている。ただし、その界隈のメインストリームに対する反骨精神が一筋縄ではいかない存在感を示し、馴染みの良いメロディと合唱とのギャップある怒りが躍動している。
サブスクは三曲のみ解禁、全曲聴いて欲しいし彼らもそれを望む、古いやり方かもしれないけどCDを手に取ってもらいたい、買ってくれる方や扱いいただく店舗への敬意を大事にしたい故の悩んだ現状の答えだと思ってます。
彼らと出会ったのっていつだろう?どうも思い出せない。
彼らと出会う以前の事は覚えていて、LOVEtheFATE佐野さんやbirth、weave、sewi河野といった仲間から「すごいバンドがいる」って教えてもらう。
個人的にはkillieやBALLOONSといったバンドを追っていた時期で、逆にfogのように真っ直ぐな部分が在るバンドが妙に斬新だった。当初でいえば激情/ポストロックを消化する唄モノという解釈でしたが、weaveと共鳴しSPLITをリリースする事で紐解けた部分もある。捻くれたモノを持っている事は確かな中、底知れぬ希望感。初めて聴いた時から色褪せない衝動。
ギターロックではないと思うし、エモやポストロックでは語れない、それって物凄いオリジナリティ故なんだろう。
突き抜けるメロディがコロナ禍の日常に光をくれる、そんな今の心境にはまるのも、彼らと僕らが生きるこの時代の軌跡になるだろう。
歌詞カードを持って聴けば、小椋がJ-POP、日本語で唄う事を愛し、歌詞とメロディを独特のセンスの良さで掛け合わせ消化する事を理解できるでしょう。
彼らのライブを観た事があれば、その唄の力強さがこの界隈では留まらないと思える事を共感しているはず。
sewi、theorem、MOTHER、nostalgic four past and cigarette end、ピアノガールといったバンドで繋いでいるバトンを絶やさないし、僕らが惹かれた河野と、その回答を彼らが自立し示していく。
あの頃を越えていこう、僕が彼らをリリースする事になったのも一つの運命で、色々な日々を経て今「オーバーフロウ」を仲間と共に広げていきたい。
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