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yarmluke - the complete discography
¥3,300
【Label Info】 1990年代のDIYハードコア黎明期を経た2000年代初頭、アンダーグラウンドシーンでは新しいパンクとしてのScreamo/激情ハードコアが花開き、様々な国・都市から独自の解釈や表現を確立したバンドが世界同時多発的に出現していく時代があった。yarmulkeはそんな2000年代初頭に京都にて結成され、2006年に1stアルバム『yarmulke』を自主制作にてリリース、そして2008年にはOto Recordsから2ndアルバム『one theAter in square』をリリースした。彼らの残した2作品は日本でも盛り上がりをみせていた激情ハードコアのムーブメントの中でも特異な存在感を放つ名作となったが、2020年代に入った現代では残念ながら廃盤となっている。シーンの特筆すべき名盤であるこの2作を廃盤のままにしておくのではなくカタログとして再び世に提示すること、リスナーの手に届けることが本リリースの最大の目的である。インターネット黎明期、そしてSNS未到来の2000年代という時代、Google検索で簡単に答えを得るような時代ではなかったからこそ、2000年代のアートには突き詰められた試行錯誤の過程で描き出された表現があり、そこに何とも言えぬ魅力がある。それが世界的な2000年代Screamo/激情ハードコアの再評価が加速している理由なのかもしれない。 本作には1stアルバムと2ndアルバムの全曲に加え、そしてその前後、制作の過程に存在したデモや未発表の音源を収録した全22曲のコンプリートディスコグラフィとなる。2枚組CD仕様となっており、本数限定でKakusan Records(ノルウェー)/Zegema Beach Records(カナダ)からリリースされたカセットテープ音源の収録曲と同じ内容となっており、Disc1には『yarmulke』とデモトラック等の13曲を収録、Disc2には『one theAter in square』と未発表のセッションテイクから2トラックを加えた9曲を収録、CD版アートワークはMario(Svdestada,Khmer)によりカセット版の方向性を引き継ぐ形で再構成されています。また歌詞については日本語/英語対訳がそれぞれ掲載する形をとり、日本国外のリスナーに対しても楽しめる内容になっています。膨大なエネルギーと思考の痕跡が刻まれた楽曲たちは激しく、そして美しい日本の激情ハードコアに更なる革新を試みた記録。それがもし若者だけに許された特別な時間の産物だったとしても、今改めて聴くべき価値のあるもの。
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quiqui - Calendar/もう少しの暦 (Bone)
¥3,300
SOLD OUT
カオティック・ハードコア、マス・ロックを主体としていた彼らでしたが、今作は明らかに様子が違う。 54-71的なミニマルなアプローチに始まり、BLACK EYES/Q AND NOT Uといった00年代DISCHORDの雰囲気、birth・blue friend・sans visageとの共鳴、ENGINE DOWNやスロウ・コアさえ彷彿させる哀愁。そういったインフルエンスの中、quiquiのスタイルに落とし込んだ意欲作。リズムパターンや不協和音の豊富なアイデアと躍動する展開、オルタナティヴの肝的な部分を削ぎ落さず前衛的な、これぞ名盤的名盤。 【LABEL INFO】 岐阜県羽島にて2013年にスタートしたquiquiは、2枚のEPを経て、2018年には台北のDIYインディーミュージックフェス巨獸搖滾音樂祭への出演を果たし、書き下ろし新曲も収録された編集盤CD『町の鈴生り』をリリース。活動当初のエモ、スクリーモ、マスロックといった音楽性を未完成な若者の感性により消化して感情と共に吐き出した楽曲たちはどのような姿にも変わる可能性を持っていた。日本から失われつつある田舎的風景スケッチのような楽曲や、UKインディロックの系譜にある実験的精神を宿したミニマルミュージック。しかし本作はこれまでの全てを塗り替えた。 スタジオnostosにてレコーディング/ミックス/マスタリングまでして制作されたサウンドプロダクションはこれまでのEMOの標準を一気に押し上げることになるかもしれない。進化したバンドの音楽性を余すことなく表現された音の奥行き、深さ、そしてそこにある無音の空白までもが生々しく蘇る。今まさにバンドは彼らのシグネイチャーとなるであろう新たに手に入れたサウンドの確信とともに新境地に足を踏み入れようとしている。 激情ハードコア、と呼ばれるような音楽性の枠組みから遂に逸脱した彼らのサウンドを表現するとしたら、まさに「Skramz jazz」。先人への憧れを振り払い、自分たちの道を歩み始めた音がある。そして迸る狂気を内側に潜めながら綴られていくEMOの暦は、彼らの生活の軸足となるローカル、コミュニティ、ファミリーの絆と共にある。2020年代のEMOとして申し分ない究極の1stアルバムが完成したことを断言したい。 カバーアートワークは前作編集盤CDと同じく片桐水面氏、CD/LPの装丁をnabsLABが担当。2018年の編集盤CD『町の鈴生り』のリリース時、僕は「音に対し、ピュアで情熱的。そこに込められているエネルギーは決してEMO、激情、マスロック、そういったジャンルの中だけに閉じ込めておくべきではないし、彼等にはジャンルを超えていけるポップさ、つまりは普遍性も感じることができる。これから彼等がどこへ向かうのか、一緒に楽しもう。」と書いた。あれから約3年、コロナ禍により計画を何度も阻まれながら遂に完成にこぎつけた1stアルバム『もう少しの暦』は、あの時感じた僕の期待値の遥か先まで到達している。失うこと、変わることを恐れず、繰り返す日々の中で磨り減っていく自分自身の中に何を見出すのか。
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Ictus - Complete Discography
¥2,970
(レーベルインフォ) スペインの北西部ガリシア州ルーゴにて別々バンドで活動していたメンバーによって2004年に結成されたICTUSはネオクラスト・シーンの中でも特に異質の存在感を放っている。ギタリストのIVÁN FERROを中心に結成された活動初期はツインボーカル&トリプルギターという6人編成でありデスメタルシーンの人脈が大半を占めていた。活動ペースは非常に精力的でメンバーチェンジを経て2005年に最初の音源である『HAMBRIENTOS DE UN SOL DISTINTO』をリリースすると、2006年にはOKBAN、THIS THING CALLED DYINGとの2枚のスプリット、そして2007年には『IMPERIVM』とリリースを重ねて行く。特に完成度と芸術性そのどちらについても頂点を極 め、最高傑作と名高い『IMPERIVM』でICTUSの評価は揺ぎ無いのとなった。複数のレーベルからリリースされていたにも関わらず過去の音源はすべてをソールドアウトし、後にそれを望む多くの人の手に行き届かなかったという事実はICTUSのアンダーグラウンドシーンでの 評価を最も良く表しているのではないだろうか。 今回リリースされるコンプリート・ディスコグラフィは今現在ほとんど入手困難となってしまった彼らの音源を完全網羅している。更にオリジナル 歌詞の英訳に加えて日本語対訳とライナーノーツを付け彼らの思想や背景に迫ることができ、これまで聴きかったけれど音源を手に入れられなかっ たリスナーだけでなく既にIctusを知っているリスナーでも新しい発見を楽しめる作品となっている。それは歴史的資料として彼らの偉業を再 評価するものであると同時に、「ネオクラストとは何か?」という問いに対しての明確な回答でもある。年月の試練を耐え抜き解散後も未だリスペクトされ続けるIctusの魅力を余すことなく伝える永久保存盤、遂にリリース! ※対訳、ライナーノーツ付 tracklist: DISC.1 1. 虚栄の残渣 (LOS RESTOS DE LA ESFERA) 2. 復讐に渇いて (SED DE VENGANZA) 3. 抗いに舞う百万の指 (UN MILLÓN DE DEDOS APRIETAN) 4. 世界を締め付ける糸 (HILOS QUE SUJETAN EL MUNDO) 5. 帰る処が壊されてゆく (DESTRUYENDO NUESTRO HOGAR) 6. まだ訪れぬ真の夜明け (HAMBRIENTOS DE UN SOL DISTINTO) 7. 苦しみからこそ始まるものがある (LA HERIDA ES EL COMIENZO) 8. 安寧に満たされた眠り (SUEÑO SIN MIEDO) DISC.2 1. 帝國 (IMPERIVM)
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Khmer / After Forever (split 12")
¥1,980
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quiqui - 町の鈴生り
¥2,200
SOLD OUT
2013年に居原田(ba)と宮川(dr)と中心に結成されたquiquiは、後にeitoのギタリスト元輝が加入し現体制になり、2枚の音源をリリース。Blind Girls、Careless、Nebraskaといった海外激情バンドの来日でも共演を務める等、ポストロック、マスロック、激情ハードコアのシーンの中で活動を続けてきた。本作はバンドがこれまでにリリースした2枚の音源に加えて、新たに録音された3曲の未発表音源、現在の彼らの演奏を記録したライブ音源も追加した、いわばバンド初期の歴史の集大成となる作品。若いエネルギー、それは未知の可能性を秘めたものでもあり、3LAがレーベルとして彼等と組むことでそのエネルギーをピュアなまま、より面白い方向へ一緒に向かっていきたいと思いと、新しい可能性を求めるバンドの思いがお互いに合致、バンドの全てを曝け出す大ボリュームの編集盤CDとしてのリリースが実現!本作は彼等がこれまで作り上げてきた全26曲の楽曲を十二分に楽しめる内容であると同時に、今後の彼等の作品や活動がより楽しみになるような作品として完成されている。 カバーアートワークは片桐水面氏、アルバム全体のマスタリングはsans visage上山氏が担当し、岐阜県羽島という土地で育った彼等の音に感じる、音楽に対しての純粋さ、貪欲さ、変化していくことを楽しんでいく精神的なタフさを存分感じられる作品に仕上がっている。音に対し、ピュアで情熱的。そこに込められているエネルギーは決してEMO、激情、マスロック、そういったジャンルの中だけに閉じ込めておくべきではないし、彼等にはジャンルを超えていけるポップさ、つまりは普遍性も感じることができる。これから彼等がどこへ向かうのか、一緒に楽しもう。我々もピュアに、情熱的に。2018年11月19日発売。(インフォメーションより) ソングリスト 1. suki(slow ver) 2. Twee 3. 赤貧 4. akitarinai 5. Stanco della società pt.1 6. Letter Song 7. Retension 8. Stanco della società pt.2 9. Undefined Reference 10. ウルトラ笑顔 11. GodzillaVSGodiva 12. つまさき 13. コロッケ 14. タマムシ 15. suki 16. かわいた 17. 憎しみ100% 18. Hello 19. Retension - Live 20. Letter song - Live 21. suki(slow ver) - Live 22. La suisui - Live 23. Undefined Reference - Live 24. Stanco della società pt.2 - Live 25. Stanco della società pt.1 - Live 26. 'im falling in love'(Julia Brown cover)
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DAITRO - Complete Discography (2nd Press)
¥4,950
SOLD OUT
<iframe style="border: 0; width: 100%; height: 42px;" src="https://bandcamp.com/EmbeddedPlayer/album=1142842144/size=small/bgcol=ffffff/linkcol=0687f5/transparent=true/" seamless><a href="https://longlegslongarms.bandcamp.com/album/complete-discography-2">Complete Discography by Daitro</a></iframe> (以下インフォメーションより) 2000年代フランス激情、いや、この時代の激情ハードコアシーンそのものを代表する存在の1つと言っても過言ではないであろう、Daitroの完全版ディスコグラフィーCD BOXの2nd Pressが決定!! 1stプレス盤はリリース後即ソールドしてしまいましたが、手に入れられなかった方の声に応え増産いたします。今回で最後の増産となる可能性が高いので、見逃していた方は確実にオーダーをお願いします。 ※ 1stプレス盤からの変更点 ・ジャケットシンボルカラーがブラックに変更 ・封入されている過去フライヤーが1stで未使用のものに変更 ・封入されているステッカーを変更 ・プレス枚数 200セット Daitroの『Laisser Vivre LesSquelettes』『Y』の2作品についてはLPでのリイシュー盤がリリースされるなど、近年の2000年代Screamo/Skramz再評価の流れと共に市場に流通されるようになってきてはいるものの、他の初期作品やコンピレーション参加曲、Raein、Ampere、Sed Non Satiataといった激情シーンの最重要バンド達とのスプリット作品などは入手困難となっており、中古市場でも値段が高騰、CD盤に関しては10年以上再プレスがなく市場にほとんど出回らないほどの状況が続いていました。『Complete Discography』というタイトルの通り、収録されるのは初期EP、コンピレーション、スプリット、2枚のアルバムからの全40曲。活動期間2000年〜2012年の中で産み落とされた楽曲たちをCD3枚組という圧倒的ボリュームと共に彼らの軌跡を辿る本作は、CD盤としてDaitroの作品を蘇らせるというだけでなく、溢れ出す初期衝動から洗練を極めた究極のエモーショナルへ、作品毎に変化/進化していく彼らのサウンドの変遷を100%楽しむことの出来る唯一の作品となります。また歌詞については、2000年代当時Oto Recordsからリリースされた日本盤CDとは異なる新訳での再構成を行い、その日本語翻訳テキストは特製紙ブックレットに掲載されます。3枚のCD、特製紙ブックレットを封入したボックス仕様で限定200セットとなります。 Daitroは特別な存在だ。 RaeinやAmpere、Funeral Diner、日本でいうならkillie、heaven in her arms。2000年代のDIYパンクシーンの隅で息づいていたネットワーク、コミュニティ。2000年代のあの当時、僕は彼らに魅せられ、彼らの音楽に夢中になっていた。あの時代は一体なんだったのだろう。あの当時の熱量は。この気持ちはただのノスタルジーなのだろうか。僕は過ぎ去った2000年代という時代を、空白の時代のようにも感じていたことがある。歴史にしっかり記録されている1990年代に比べ、紙媒体が衰退しメディアも消えていった2000年代とは、紙媒体にも、そしてインターネット上にも記録が乏しい、誰かが語らなければなかったことになってしまいそうに感じていた。このままゆっくりと記憶から消えていってしまうのだろうかと。だが、時が巡りアナログのレコードがムーブメントとして復活し、そして全く予想だにしていなかったことだが、2010年代の終わり頃から2000年代の激情の名盤達が次々とレコードで復活し再評価される時代へと変わっていった。Daitroもまたその渦中にある。僕はその流れをただのハイプだとは思わない。2000年代の激情バンドたちは、音楽シーンのみならず、パンクシーンの中でも決して表舞台に目立つことはなかったと感じているし、ずっと端のほうで、数々のムーブメントを横目に、それでも自分を見つめてきた人達のように思っている。実際に僕の好きなバンドたち、特別だと感じるバンド達はそうだった。「自分とは何なのか?」その答えは自分の中にしかない。正解のない数々の問いと向き合ってきた彼らの表現には、試行錯誤があり、それぞれがそれぞれの答えを持ち、そしてお互いにそれらを尊重していたようにみえる。コレクトネス、正しいということに捉われ過ぎた現代とは異なるストラグルの中で編み出された表現が、いまの時代に再評価を迎えることに僕はある意味で当然のように納得してしまうのだ。 そして、今Daitroを再発できるのなら、僕はやるべきことをやらなくちゃいけない。1つはすべての音源をひとつの場所にまとめること。彼らの表現の試行錯誤、作品毎に出しているサウンドの進化の変遷、それらを伝えなければ意味がない。そしてもう1つは彼らの歌詞だ。2000年代当時Oto Recordsからリリースされた日本盤の歌詞は格式高く、難解さもある。当時はそれらの要素もまた彼らの音楽を伝える上で必要だったと思う。だが本作をリリースする意義は当時とは違う。オリジナル詞に忠実に、かつわかりやすい表現にて再構成された歌詞群にもまた注目してもらいたい。当時よりもより明確に、彼らの歌詞が伝えようとしていたことを感じる事ができるはずだ。 そして最後の1つは、レーベルとしては初の試みとなるが、この作品に返金保証をつけることだ。これはレーベルから卸して流通するすべてのレコード店に強制することは出来ないので、3LA直販で購入してくれる方だけの対応となってしまうのだが、もしこの作品を購入して、Daitroの表現、魅力がまったく良さがわからなかったというなら、音源を返品してくれて構わない。その時は4950円を返金を保証します。この作品は高い。4950円という値段はこれまでリリースしてきたCDの中でももっとも高価なものになる。CD3枚組、特製紙ブックレット封入、ボックス仕様、もちろん制作の原価も高い。だけど僕はこれらがすべてDaitroの魅力を届けるために必要なことだと思っている。だからもしそれが伝えられなかったというなら、その責任は僕が取る。なので、もし値段で迷うことがあれば安心して購入してください。絶対に損はさせない内容だと自信を持ってこの作品を送り出したいと思います。Daitroの表現していた全てを、是非味わって欲しいと思います。
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quiqui - もう少しの暦
¥2,750
カオティック・ハードコア、マス・ロックを主体としていた彼らでしたが、今作は明らかに様子が違う。 54-71的なミニマルなアプローチに始まり、BLACK EYES/Q AND NOT Uといった00年代DISCHORDの雰囲気、birth・blue friend・sans visageとの共鳴、ENGINE DOWNやスロウ・コアさえ彷彿させる哀愁。そういったインフルエンスの中、quiquiのスタイルに落とし込んだ意欲作。リズムパターンや不協和音の豊富なアイデアと躍動する展開、オルタナティヴの肝的な部分を削ぎ落さず前衛的な、これぞ名盤的名盤。
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